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1.2002年3月19日〜4月7日
誕生

3月19日(火)
Tさんに枝についたカマキリの卵を2つもらった。
お庭に10個以上の卵が産みつけられていたそうだ。
ひとつは枝との間に隙間ができていて少しぐらぐらしている。
Tさんは心配していたけど、下の節でとまっているので大丈夫じゃないかな?
なんてお気楽に考えている私。
ビニールの袋で丁寧に包んでもらって大切に持って帰った。
テラスから庭に出たすぐ右手の粉粧楼の鉢に挿しておいた。

3月31日(日)
夕方4時過ぎ、外に出て何気なく粉粧楼の鉢を見た。
静かなのにわさわさとした賑わいを感じる。
孵化していた!
心配していたぐらついていた方の卵からだった。
すでに赤ちゃんカマキリたちはみな卵から出て、
脱ぎ捨てた殻だけが塊になってぶら下がって揺れていた。
赤ちゃんたちは粉粧楼の枝や鉢の側面で体を休めていた。
体の色がクリーム色でなく、もう灰色がかっているところを見ると、孵化してから1時間はたっているようだ。
夕方、雷雨が訪れた。
生まれたばかりの彼らをいきなり襲った試練。
たたきつけるような雨の音を聞いて心配になって庭を見たが暗くて何も見えなかった。

4月1日(月)
生まれて最初の厳しい夜を過ごしたカマキリたちは元気に姿を見せてくれた。
小さな体は大きな葉っぱや鉢の陰に守られていた。
頼もしいことに、早速薔薇についたアブラムシを食べているものもいた。
粉粧楼の鉢に挿した卵の様子。
今回孵ったのは左の卵。
↓ 抜け殻がぶら下がっているのが見える。

4月2日(火)
イチゴの葉っぱの上にたくさんの赤ちゃんカマキリ。
ここに6匹いるのがわかりますか?

4月3日(水)
昼過ぎ、もうひとつの右の卵からもカマキリが孵化した。
生まれたばかりのカマキリはクリーム色の体に黒い目。
さっきまでその中にいた卵のうの下で兄弟身を寄せ合ってじっとしている。
鉢の側面で明るい陽射しを浴びて体を休め、旅立つ時を待つ。

4月6日(土)
家の外壁でじっとしているカマキリの子。
まるで保護色のようだ。

4月7日(日)
午後、何気なく粉粧楼の鉢に目をやってびっくり。
今まさに孵化の瞬間!
3日に孵った右の卵からの誕生第2弾だ。
見つめる前で、次々と卵のうから幼虫が出てくる(前幼虫)。
まるで小エビのような体がムズムズと動きながら出てきて、糸をひいて下にぶら下がる。
その小エビのような、小魚のような生きものは、すぐに薄い殻を脱いでカマキリの姿となった(1齢幼虫)。
とたんに一人前の格好ですたすたと歩き出した。
生まれたてのカマキリは薄いクリーム色の柔らかい体。
黒い目と細く長い触角がかわいい。
カマを構える姿はしっかりとカマキリだ。
前に孵った兄弟たちと同じ、鉢の側面に移動して体を休めている。
共食いはないかと心配になったが、生まれたてのカマキリは、それを避けるために動くものから逃げるようにプログラムされていると言う。
確かにカメラを向けると早足で逃げる。
この日、左の卵からの誕生第2弾もあった。
庭は一気に賑やかになった。

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