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中田島砂丘(子ウミガメ放流体験教室)
浜松市の南部、遠州灘に連なる中田島砂丘は東西約4km、南北約0.6km。
鳥取砂丘など共に日本の三大砂丘のひとつに数えられます。
規模としてはそう大きくはありませんが、その風景や風紋の美しさ、
そしてアカウミガメが産卵に来る自然の豊かさで有名です。
楽しみにしていた子ウミガメとのふれあい、放流の前に
自然保護団体サンクチュアリジャパンの方々による講義を受けました。
子ウミガメの人工孵化、放流の意味、海岸の環境悪化の現状について
スライドを交えて大切なお話を聞きました。
それにより、ただ人間の自己満足ではない、アカウミガメの人工孵化と放流の大切さを知り、
心を新たにして砂丘に向かい、生まれたての子ウミガメと対面しました。
(講義内容についてはこちらをご覧ください)
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| 大切な講義を受けたあと、 ビーチサンダルに履き替えて中田島砂丘を歩きました この丘の向こうに海と子ガメが待っています 遠くの人影が小さくなり、空と砂の間に消えていきます |
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足の遅い私が浜辺に着いたとき すでに人だかりがしていました あそこで子ガメたちが待っています |
| サンクチュアリジャパンの方により 体験教室の人の手に子ガメが託されていきます 生まれたての小さな子ガメは元気いっぱい 私たちは責任を持って、この子たちを海に見送るのです |
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この2匹が私に預けられた子ガメたち 早く海に行きたくて手足をバタバタさせています その力強さはびっくりするほどです でも甲羅は薄くて柔らかくいたいけな感じがしました |
| 子ガメのアップ 手足は海を泳ぐためにしっかりしたとひれの形をしています 目がパンダみたいになっているのは砂にまみれたため |
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私と妹とその友だちの子ガメ、みんなで6匹 どの子もみんな元気でかわいい! 彼らは同じ母ガメから生まれた兄弟たちです これから別々に大海原に旅立っていくのです |
| 砂浜にロープが敷かれました もう私たちはその先へは行けません 旅立ちのときです ほんの数分だけ私の手の中にいた子ガメたちも 自分の力で海へと向かって歩き出しました |
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兄弟たちは迷うことなく 光る海へと急いで歩いていきました |
| 波が砂浜を洗うたびに 子ガメたちが海へと運ばれていきます 小さな足跡も消えていきます |
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「見ていてごらん。白い波の間に子ガメたちの頭が見えるよ。」 とサンクチュアリジャパンの方が指さしました でも残念ながら、近視の私にはどんなに目を凝らしても 小さな頭を確かめることはできませんでした |
| 乾いた砂浜に子ガメたちの足跡が残されていました 運良く生き残った彼らが ふたたびこの砂浜を歩くのは20年後です 今はもう、頼るもののない広い海の中にいる 小さく力強い彼らの幸運を心から祈ります |
子ガメたちはみんな無事に海へと旅立ちました。
役目を終えた私たちは感動し、興奮して、いつまでも子ガメについて話していました。
帰り道、渋滞に巻き込まれたバスの中でいつの間にかうたた寝し、そして目覚め
暗くなった空を見上げて、夜の海の中にいる子ガメに思いを馳せました。
今ごろどこにいるのでしょう。
うまく海流に乗れたでしょうか。
彼らは漂いながら眠るのでしょうか。
手のひらに子ガメの力強い手足の感触や、かすかな重みがまだ残っています。
柔らかい甲羅の肌触りを今も覚えています。
20年後、200kgになった彼らが帰ってきたときに
少しでも美しく住みやすい日本になっていますように…。